人間社会の欲望と経済
私たち人間社会の経済は弱みを補うことでなりたちます。
自分の弱みをサポートしていただき、お礼として賃金を支払い、足りないものの買いものをします。それが売り上げとなり経済として社会を支え、その支え合い助け合いで社会全体が形成されるのです。
その中の基本となるものは、私たちの欲望ですが、中でも四つの欲求(性欲、食欲、安全欲、睡眠欲)は最も重要で大切なものであり多くの消費経済に関係しますので少し詳しく書いてみます。
1 性欲
性的な欲求から発生する消費であり、男と女の絡む問題ですから多くの消費に複雑に関係してきます。
ホテル、化粧品、ファッション、理美容、装飾品、美容、医療など
2 食欲
食欲から発生する消費は、欲望の中では一番強い欲望と言われていますが、成熟した社会状況のなかでは好みや健康など多くの思惑が絡みます。
飲食店、農畜産漁業、穀物、運輸、加工、製造 販売など
3 安全
安全からの消費は、守ることや逃げること、自分の安全を考える社会時として自己中心的になる場合もあるようです。
防災、セキュリティー、軍備、建築、ワークファッション、医療、福祉施設、ライフラインなど
4 睡眠
睡眠欲からの消費は、健康と大きく絡み日本人の寿命からすれば大きな消費需要のある部分です。
建築、寝具、医療、インナーファッションなど
私たちはそうした欲望の中で、自分の必要とするものに対価を支払い購入しますが、それが全ての経済の基本となります。
とくに一般社会での消費は、性欲や食欲の関係するものが多いように思えます。販売促進はこの欲望を細かく分析し、相手の欲するものとして提供することが大切です。