Witz presentation

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Column

2012年09月11日

広兼

販売促進・活性化

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弱みを補うこころ

我が国のものづくりの現場は減速傾向にあり、並行して国内の需要も減速傾向にあるようです。その減速感の大きな要因が、「良い商品であれば高くても売れる。日本製品は信頼があるから」などとの強者誇示精神だと思います。
そのことが、利用者の経済状態や利用状況を無視することにつながり、売れない製品(商品)となったのでしょう。きわめて単純なことですが、社会経済とは弱者(弱み=欲望)を助けること、補うことで成り立っているのです。
つまり現在までの社会教育は、「強くなれ勝ち組になれ」でしたが、経済の仕組みは「自転車が造れないから自転車を買う、歩いては疲れるので自転車を買う、駅まで学校まで遠いので自転車を買う」そんな人々の弱みを補うことが対価に変わりお金が動きます。
それが(弱み)経済なのです。
(現在の介護事業など)
もちろんお金が欲しいことも人間の弱みの一つですが、「強くなれ、勝ち組になれ」ばかり強調していたのでは、弱者の欲する気持ちがつかめません。
とくに情報社会では「口コミとか、星いくつとか」満足度の評価がとても大切な要素であり、集客収益のポイントともなります。くわえて「どこが安い、何がお得」などの情報もネット検索ですぐにわかります。
バブル時代のカリスマ・・・・・は終わりました。今は利用者の求め(弱み)を満足させてこそ、顧客満足の評価がいただけます。弱者に優しくなければ、製造も販売も事業の安定は難しいと思います。