Witz presentation

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Column

2012年10月06日

広兼

販売促進・活性化

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手間と思いを売る

先日テレビ番組で「川崎競馬場」を放送していました。その中で競馬場にある「モツ煮込み」のお店のオーナーが、「商売は手間を売ること、と教えられた」と言われていました。
なつかしい言葉でした。
私が多くのお店で販促指導にあたっていたときの思いでがよみがえります。
「小売業は時間や商品を売るのではない。管理や加工の技術、その信頼を売るのですよ」
「お客様が賞味期限を気にしながら買い物をされる姿が多いようであれば、貴方のお店が信頼されていないということです」
などと、少し厳しいことも言っていたように思います。
しかし現在の効率化社会では、「商品をたくさん売って稼ぐ」ですから、
「集客方法は、宣伝方法は特売チラシは、イベントは」などと、テクニックばかりが先行しています。
ですが日本社会の現実は高度成長期の終わった調整期、あるいは安定期です。これからは今まで以上に信頼されること、そのための管理、加工の手間と同時に、お客様の経済状態や目的にそった商品提供(思い)が求められることになるでしょう。
現場スタッフ全てにその考えが必要ですので、上層部からの押し付け(トップダウン)形では事業が衰退することも予測されます。
私方は現在Webサイト制作で活性化のお手伝いをしていますが、いまも活性化の課題として最重要項目に位置づけているのは信頼です。