数字より感性を
これからの社会、数字より感性が求められます。数字は感性や感覚の後押し、数字が前に出た場合、失敗する可能性が大きくなります。
高度成長期、物不足の時代には数字で不足分を計算することも可能でした。
が、
物余り、価格競争の時代となったいま、数字ではじき出す数量より「どうしてお客様に納得していただくか、自分たちの商品を利用していただくか」がことの主軸となります。
ですから、
人間を観察する目、人間の心を読み取る目、人間の欲求を読み取る目、さらに色彩や大きさ、ボリュームなど全てにおいて、ことの始まりが感性となるのです。
そんな社会では、
予算が無い、減価が合わない、人材が不足、費用対効果が、などと数字で判断する行為は、全てに後れを意味することとなります。
このあたりが、現在の日本の産業衰退要因であるようにも感じています。
もちろん数字は大切ですが・・・。