御接待・接客・お相手
人と人のふれあい、いかなる場合でも変わることはありません。それは人と人=心と心のふれあいです。
御接待=「おもてなし」の場合も、その人に喜んでいただくことが基本です。
ですから接客とは=お相手、どのように楽しんでいただくか、どのように満足していただくか、を考えてのお客様のお相手なのです。
ただ、
昨今の殺伐とした社会では心が理解できない人も多く、「自分の欲望(ステイタス)が満たされれば良い」そんなお客様が多いことも確かですし、「おもてなし」も心より、接客の所作や言葉、形にこだわり、それに沿ったものを好まれるお客さまもいらっしゃることも心掛けてください。
しかし、「おもてなし」はやはり心だと思います。
茶道の本質である一期一会も、そうしたおもてなしの心を教えられているのでしょう。
接客業におけるおもてなしの心とは、お客様の求められることが何であるかをつかむこと、そしてそれぞれの思いの違いで優先順位を考え、その思いを満たしてあげることではないでしょう。
例、
時間優先か、子供優先か、お年寄り優先か、相手(アベックなど)優先か、大きな商談か、お接待かなど、それぞれのお客様の思いの違いで言葉の速さ、場所、位置、接客の相手が微妙に違ってきます。
さらに付け加えますと、その方がお客様を接待されている場合など、お接待をされている方を押し上げることができれば完璧でしょう。