Witz presentation

Witz presentation

Column

2012年12月19日

広兼

販売促進・活性化

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「聞く耳を持つ」ことの意味

昔から「聞く耳を持つ」、あるいは「聞く耳を持たない」と言われます。他人の意見を聞かずに、自分の考えのみでつっぱしる人を言います。
これは上司から部下に、部下から上司に、男性から女性に、女性から男性に、子供から親へ、親から子供へなどそれぞれの立場でつかわれます。
経営者であれば「ワンマン経営」と言われますが、殆どの場合においてあまり良い例(結果)はないようです。
これまでの政治政策の場でも、国民の声、周囲の声にたいして聞く耳を持たなかった場合、次の選挙では良い結果とはなっていません。
お店の場合、消費者に対してそれも敏感な女性がお客様である場合、お客様の声に聴く耳を持たないことは確実に衰退を意味します。
商品を展示、あるいは陳列することは、政治家の方々が立候補されることと同じです。買っていただければ当選、買っていただけなければ落選です。
ただ商品の場合、落選した商品でも加工したり値段を下げて売ることは可能ですが、現在、生活者の環境は余裕のあるものではありませんので、安い商品を買う場合は最初から価値のある安さを求めます。
従って、悪い安い商品を買うお客様は、「忙しいから時間がないのでとか、高齢で買い回りが出来ないので」など弱い立場の人が多いのです。
現在の商業環境はオーバーストアーとなっていますので、社会の景気や政治政策に期待することはできません。お客様の声をよく聞いてお客様のお店となってください。
自分の店と意識したときには、現在の商戦では負けの采配となります。


2012年12月18日

広兼

販売促進・活性化

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宣伝広告は販売促進ではない

情報社会とは情報の飛び交う社会ですので、全てを諸刃の剣と心得てください。ですから、宣伝広告も集客の手法でしかありません。特売チラシも集客の手法であり安定した販売促進とはなりません。
しかし、
まだ多くの販売現場では「どんな特売にするか、どんなチラシにするか、どうして宣伝するか」など、ここに販促活動を集中されています。
情報社会とは情報の伝達の速さです。
例えば観光旅館、
いま大切なの事は「ネットのクチコミ評価」です。そのクチコミはお客様が書かれることですから、おもてなしの内容評価であり集客の結果評価です。
従って、販売商品やおもてなしの姿勢、内容に問題がある場合、集客宣伝は逆効果となりますので、結果としてはお客さを逃がす宣伝となります。
そうした社会での大切な販促内容とは、

宣伝した情報に嘘偽りがあってはならない。
鮮度や味、価格など現場を重視すること。
お迎えは言葉ではなく、心や態度ですること。

そんな時代と解釈してください。情報社会ではテクニックは殆ど通用しません。テクニックに頼るときには、長期に考えてお客様に損をさせることにならないかをよく考えてください。

十二畳の部屋を広角レンズで二十畳に見えるように宣伝します。二十畳と思ってきていただいたお客さまはどう思われるでしょうか、だまされたと思われたお客様の旅行は不愉快なものになるでしょう。


2012年12月10日

広兼

販売促進・活性化

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オンリーワンとその意味

現在よく聞く「オンリーワン」という言葉、これは多くの物事ではなく「何か一つ強力なものを持つ」とする考えです。
言葉の意味を簡単に考える人も、流行語のように簡単に使う人も多いのですが、オンリーワンとなるにはそれなりの姿勢が必要です。
中でも重要なことは「継続力」、それも「しつこい」と言われるほどの継続が必要となります。
自分が簡単にできることは、他人も他企業も簡単にできるのでオンリーワンとはなれません。簡単に出来ないからこそオンリーワンに魅力があるのです。
地域活性化にしても同じことで、多くのコンサルや学識者などが流行語や成功事例を並べますが、それで活性化するほど現在の社会情勢は甘くありません。
最近あるリゾート施設へ行きました。
「どうしてこんなものをつくったのだろう」とただ呆れるばかりですが、そうした施設の中でも、オンリーワンを追及している部分は上手くいっているようでした。
オンリーワンとなることは大変難しいことですが、諦めることなく継続し追及してください。ただ推進の中で大切なことは、自分たちの理想ではお客様は動きません。
何事も利用される方たち(お客様)の気持ちとなって追及してください。
例えば、
「田舎の道をのんびり歩く」、「街の知らない部分を紹介」と言う目標をつくった場合、それでお客さまが楽しいのか、ただ「家庭料理でおもてなし」として、はたしてそれでお客様が感激されるか、新しい創作料理と言っても、交通費をかけてお金を支払うまでの魅力、価値があるかなど深く深く追及してください。
オンリーワンの目標が、
魚が美味しいという目標であれば美味しくなければいけないのです。青果が新鮮と訴えたいのであれば新鮮であることであり、言葉の目標や、担当者、経営者の思いにはまったく意味も力もありません。


2012年10月19日

広兼

販売促進・活性化

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時代の中で安定を

現在の私たちは、高度成長期が終わっていることを早く自覚すべきではないでしょうか。高度成長期の終わった今としては、起業も、事業拡大も、収益も全てその方法が異なります。
例えば、
高度成長期の事業拡大では、不動産価格の高騰を見込んだ投資が可能でしたが、今としては不動産は切り離して考えます。
また、隙間となる商圏も多く、消費世帯調査での販売計画も可能でしたが、隙間のない現在では競合との勝ち負けを考えなければなりません。
そのように時代の変化を見極め、自己の立ち位置を設定し安定を目指すことが必要となっています。そうした時代で安定を求めるためには中身(本質)を整える作業からスタートしてください。


2012年10月06日

広兼

販売促進・活性化

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手間と思いを売る

先日テレビ番組で「川崎競馬場」を放送していました。その中で競馬場にある「モツ煮込み」のお店のオーナーが、「商売は手間を売ること、と教えられた」と言われていました。
なつかしい言葉でした。
私が多くのお店で販促指導にあたっていたときの思いでがよみがえります。
「小売業は時間や商品を売るのではない。管理や加工の技術、その信頼を売るのですよ」
「お客様が賞味期限を気にしながら買い物をされる姿が多いようであれば、貴方のお店が信頼されていないということです」
などと、少し厳しいことも言っていたように思います。
しかし現在の効率化社会では、「商品をたくさん売って稼ぐ」ですから、
「集客方法は、宣伝方法は特売チラシは、イベントは」などと、テクニックばかりが先行しています。
ですが日本社会の現実は高度成長期の終わった調整期、あるいは安定期です。これからは今まで以上に信頼されること、そのための管理、加工の手間と同時に、お客様の経済状態や目的にそった商品提供(思い)が求められることになるでしょう。
現場スタッフ全てにその考えが必要ですので、上層部からの押し付け(トップダウン)形では事業が衰退することも予測されます。
私方は現在Webサイト制作で活性化のお手伝いをしていますが、いまも活性化の課題として最重要項目に位置づけているのは信頼です。


2012年09月23日

広兼

Web関連

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ウェブサイトとコンテンツ

私方「WITZpresentation」も、早いものでWeb制作事務所として12年になります。その間お付き合いしていただいているお客様には、言葉や文字には表せないぐらいの感謝の気持ちでいっぱいです。
現在私どもは、そうした経緯の中で得た一つの方法論に従ってサイト(ホームページ)制作を行っています。
それは、

1・ホームページはサイバー社会の支社、支店、分院、分身、フロントであること。
2・サイトデザインも大切ですが、コンテンツがさらに大切であるという考え。
3・コンテンツはできるかぎり新しいこと。
4・見る人に分かりやすく伝えたいことが伝わること。
5・事業を引き上げることが目的ですが、引き下げる場合もあること。
6・目先新しいものばかりでは、事業そのもの安定と比例しないこと。
7・爆発を狙えば反動(衰退)もあること。
8・一気に完結させることより育てること。

などと、
一般社会で事業を育てることも、サイバー社会でサイトの位置を高めることも同じです。
現在社会は「ネット検索で情報を得て、ネット検索で行動する」そんなサイバー社会の住民が増えていますので、ホームページが無いことはサイバー社会の住人にとっては存在しない企業(事業所)となります。
といって、
「あれば良い」とする考えは、無いことより危険な場合もありますので、「ホームページはサイバー社会での事業所として」丁寧に育てさらなる信頼を確保してください。


2012年09月17日

広兼

Web関連

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ビジュアル社会でのアピール

現代人の殆どはテレビや雑誌、映画やネットで育ち、ビジュアル(視覚)に囲まれた社会で成長し生活しています。
ですから、テレビ番組でもビジュアル(視覚)を中心に制作され、出演者たちもビジュアル系と呼ばれるパフォーマンスを楽しませてくれます。
そうした視覚社会でWebサイト制作を行っている私どもも、日々サイト画像(写真撮影)や色彩バランスについて研究努力していますが、なにしろ奥の深い写真や色の世界です。
なかなか納得のいくところまでたどり着けませんが、お客様にはいつも画像(写真)や色のバランスの大切さはお話しています。
販売の世界でも、こうしたビジュアルへの取り組みは重要な要素ですので、お料理の盛り付けや配置など視覚にも味と同様のこだわりが必要だと思います。


2012年09月11日

広兼

販売促進・活性化

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弱みを補うこころ

我が国のものづくりの現場は減速傾向にあり、並行して国内の需要も減速傾向にあるようです。その減速感の大きな要因が、「良い商品であれば高くても売れる。日本製品は信頼があるから」などとの強者誇示精神だと思います。
そのことが、利用者の経済状態や利用状況を無視することにつながり、売れない製品(商品)となったのでしょう。きわめて単純なことですが、社会経済とは弱者(弱み=欲望)を助けること、補うことで成り立っているのです。
つまり現在までの社会教育は、「強くなれ勝ち組になれ」でしたが、経済の仕組みは「自転車が造れないから自転車を買う、歩いては疲れるので自転車を買う、駅まで学校まで遠いので自転車を買う」そんな人々の弱みを補うことが対価に変わりお金が動きます。
それが(弱み)経済なのです。
(現在の介護事業など)
もちろんお金が欲しいことも人間の弱みの一つですが、「強くなれ、勝ち組になれ」ばかり強調していたのでは、弱者の欲する気持ちがつかめません。
とくに情報社会では「口コミとか、星いくつとか」満足度の評価がとても大切な要素であり、集客収益のポイントともなります。くわえて「どこが安い、何がお得」などの情報もネット検索ですぐにわかります。
バブル時代のカリスマ・・・・・は終わりました。今は利用者の求め(弱み)を満足させてこそ、顧客満足の評価がいただけます。弱者に優しくなければ、製造も販売も事業の安定は難しいと思います。


2012年09月11日

広兼

販売促進・活性化

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強い起業精神を

高度成長期の私たちは「経営者感覚を持て」と教えれれていましたが、その「高度成長期」も終わり、「成熟期(バブル)」を経て私たちは「調整期」を迎えました。
そして「安定成長期」に入る予定でしたが、どこでどう間違ったのか、現在の社会状況は「衰退期」の方向に向かう恐れもあるようです。
そうしたことで人々の生活は自己防衛(本能)の方向へ、社会も景気も需要の減速感で安定しません。
ですが、家庭も地域も企業も、ここでのひと踏ん張りが必要です。
それには個々(人々)の「起業感覚」がとても大切なものとなります。地域は地域で、企業は企業で、家庭は家庭で何かできることはないか、新しい仕組みはないかを考えてください。
簡単な例ですが、
月150,000円の年金生活の家庭で、月60,000円の安定収入があれば暮らしも楽になり、支出が増えるだけ需要も拡大します。
お店は新しい集客の道(方法)はないのか、企業は新しい販売商品、生産商品はないだろうか、地域は地域で過疎化への取り組みや新しい雇用の場の確保が必要です。
減速傾向にある現在では待ちの姿勢では何も解決しません。
いまこそ私たちに強い起業精神(アイデア・行動)が求められる時代となっているのです。


2012年09月08日

広兼

販売促進・活性化

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人材育成と確保

現在社会での販売や製造では人材が財産となります。それは高度化複雑化する消費者ニーズを満足させるためには、企業役員や経営者のみの考えでは限りがあるからです。
ですから、海外の情報産業(ソフト)など人材を財産とする企業は、食事や労働環境を工夫し優秀な人材確保に懸命です。それは一般事業所にも言えることなのですが、まだ一般事業所では権力(ちから)を優先する傾向にあります。私がご指導させていただいたSCなど、特に地域のお店では
「絶対にスタッフを怒ってはいけない」
ということを口うるさくご指導させていただきました。怒られて楽しい人はいませんので、面白くないスタッフの気持ちは、いつかそれとなくお客様や友人家族に伝わります。
そのことが長期間継続すれば、やがて固定客の減少となります。また転職する人も、行く場所のある優秀な人から退職します。従って、怒ってスタッフ教育をしても得るものは何もありません。